7/6 梅雨明けはビール
梅雨のさなかにこのような話もどうかと思うが、暑い夏はビールが美味しい。
痛風持ちの筆者でさえ、夏場の汗をかいたビールジョッキの誘惑を振り払う
自信はない。

どうせ飲むなら美味しく、気持ちよく飲みたい。開放感があって、スカーッと
した気持ちのよい場所で飲みたいと思う。
そんな都合のよい、素晴らしい飲み屋があるのかと考えると、思い当る節が
ひとつある。札幌のビアガーデンだ。それも、今年で開催62回目を迎えると
いう「さっぽろ大通ビアガーデン」。
北海道札幌の大通公園といえば誰もが知るところだが、その公園で毎年開
催されている日本最大級のビアガーデンだ。会場の広さというか長さが、お
よそ1km。1kmも続くビアガーデンなど、全国を探してもそうそうお目にかか
れるものではない。そして、さらに驚かせてくれるのがその客席の数。
東京で、ビアガーデンの客席数が1,000 とか 2,000だ!などと耳にすれば
「それはすごい!」と素直に驚いてしまうものだが「さっぽろ大通ビアガーデ
ン」は桁が違いすぎる。
その数、なんと・・・・・・
約13,000席。
1kmに及ぶ会場には国内有数のビールメーカーが大がかりなテントを広げる。

2013年筆者撮影
なんという規模だろう。さすが北海道サイズ。さらに嬉しいのは、そこで供
されるビールが札幌市内や札幌近郊の工場から直送ということだ(※例外
もあり)。要するに、できたてのビール。「ビールはできたてを飲め」という
格言は、その昔、札幌で出会ったビール好きオヤジの言葉だ。
そのビールをさらに美味しくさせるのが北海道の気候。カラっとした気持ち
のよい夏空が広がる。筆者個人はそれを北海道性気候と呼んでいるが、
本州以南でお約束の、嫌らしくベトベトと体に纏わりつく湿度の夏はそこに
はない。
カラッとした空の下で飲むビールがどれだけ気持ちの良いものか。
さて、北海道は誰もが知る「食の宝庫」。
今年は、今までになかった食の宝庫ならではの「美味しいメニュー」が、こ
の会場に登場することを期待したい。
ここまで大きく成長したイベントに美味しい食べ物が加われば、日本中の
ビール好きが「夏はさっぽろ大通ビアガーデンに美味しいものを食べに行
こう!」となるだろう。
全国どこでも食べられる定番メニューが必要ではあるが、「ビアガーデ
ンなんだからこれでいい」といった思いがそこに無いことを願う。
ぜひとも世界的な美味しいイベントに成長してもらいたい。
そういえば、以前夏に仕事で札幌を訪ねたときのことだ。時間は午後の2時。
先方のA社長に電話をかけた。「折角だから会社ではなくどこかのcafeで話を
しましょう」と話す筆者にA社長が言った。
「札幌に来て お茶はないでしょ、ビールでしょ。』
さすが札幌。「お茶よりビール」ですね。お見事でした。
さっぽろ大通ビアガーデン、今年は7月22日から始まるそうだ。
2015年度開催期間
2015年7月22日(水)〜 8月16日(日)
営業時間
12:00〜21:00(一部の会場を除く)
詳細はさっぽろ大通ビアガーデンホームページへ
>>>> スタッフ I
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