2015年06月19日

6/19 観光と時の流れと数字 2


   観光と時の流れと数字 2

    〜 観光と時の流れと数字1 を見る〜


    何やら暗号めいたその数字の並びとは。

    確か2〜3年前に、私がメモ帳に書きつけたものだ。
    おそらく2011年に総務省あたりから発表された数字の
    何かに違いない。

    一体何を表した数字なのだろうか。書きつけた時には
    それなりに意味のある数字だったのだが、時間が経過
    することで、その重要さが薄れてきてしまっている。

    おそらくこの数字は、今年来年そして十年後と、年を重
    ねるごとに書き換えられるものなのかもしれない。

    そんな数字だから、時間の流れと共に私のなかで存在が
    薄れてしまったのかもしれない。

    ===================================================

    65↑

    1950  20人→ 1
    2010  20人→ 4
    2035  20人→ 7

    2958万
    570万

    30  -178    15
    40  225    30
    50  1150    30
    60  2071    26

    2291    20

    ===================================================

    何に関する数字だったのか、さっそく思い起こしてみる。
 

     『65↑』は

    おそらく「65歳以上の人」のことだろう。

     『1950  20人→ 1』
     『2010  20人→ 4』
        『2035  20人→ 7』

    「人」という文字が入っている。

    1950や2010という数字はどうやら西暦の年数らしい。

    そう、
   「1950年に65歳以上の人が20人中1人」という意味だろう。

    そうすると
    ・1950年に 65歳以上の人が20人中1人
    ・2010年に 65歳以上の人が20人中4人
    ・2035年には65歳以上の人が20人中7人

    ということになる。どうやら一連の数字は、日本の高齢
    者に関する数字のようである。

    同じような要領で他の数字に肉づけをしてみると以下の
    ようになった。

    『2958万人』とは

    平成23年9月現在の高齢者の高齢者人口。

    どうやら日本人の5人に1人が65歳以上ということらしい。

    東海道新幹線N700形でいうならば、トイレの無い中間車
    両がちょうど定員100人。

    3人掛け+2人掛けの座席列が20列あるが、その1列目から
    16列目が64歳以下。17列目から20列目が高齢者ということ
    になる(別に1列目から4列目でも構わない)。

    1950年当時、65歳以上の座席は1列だけだった。

    しかし、65歳以上が1列だけだった1950年が特に豊かだっ
    たわけではないだろう。

    昭和の郷愁が溢れる映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は
    1950年代後半の東京が舞台である(1958年と1964年)。
    まだ戦後の復興期、戦争の傷跡を引きずった時代で、
    1950年という数字自体に豊かさとか、幸せとかの意味は
    特に無い(はず)。

 
    次の数字は『 570万人 』

    高齢者。

    総務省統計局によれば、65歳以上を高齢者として区分して
    いるらしいが、その高齢者の65歳〜69歳の人たちの就労人
    数が570万人と、平成22年度の数字に記されている。

    さて、最後に残された数字。

    30  -178    15
    40  225    30
    50  1150    30
    60  2071    26

       2291    20

    ↑ この数字には次のような意味が充てられるだろう。
    ----------------------------------------------------
    年代  |  純資産 | 月々の支出
    ---------+------------+----------------
    30歳代  | -178万円 |  15万円
    40歳代  |  225万円 |  30万円
    50歳代  | 1150万円 |  30万円
    60歳代  | 2071万円 |  26万円
    70歳以上 | 2291万円 |  20万円
    ---------+------------+----------------

    総務省統計局「家計調査報告」2008年による
      「世帯主の世代別貯蓄・負債の状況」だった。
 
    http://www.stat.go.jp/data/sav/2010np/pdf/gk03.pdf

    以上、先日掲載した数字の種明かしでした。

    さて、この数字を2014年度の数字に置き替えたなら、
    いったい何を思うだろう。


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posted by JN01 at 02:54| 日記