2015年06月16日

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日本の観光コンテンツ「動物観光」

「日本に行けば動物と触れ合うことができる」東の最果ての国JAPANに行けば、野生の動物と触れ合うことができるらしい。

日本に訪れる外国観光客のいったい何パーセントが動物との 触れ合いを求めているかはわからないが、観光立国日本に、動物観光なるジャンルが備わっていることは間違いないようだ。

その最たるものといえば、奈良公園の鹿だろう。
奈良公園の鹿が外国人観光客の中でも有名なことは、様々な報道によって私たちも知るところで、警戒心が強いあの「鹿に触れることができるなんて!」と、興奮して鹿と戯れる外国人観光客の姿を投稿動画サイトで目にすることができる。

奈良公園には2014年の調査で1,362頭の鹿が生息が確認できている。

参照:
http://naradeer.com/common/img/aboutnaradeer/naratousu.pdf

因みに、この奈良公園の自然が独特の環境にあるという。

奈良公園に行かれたことがある人は多分わかると思うが、1,300頭もの鹿がいるというのに、鹿の糞の臭いがしない。

どうやら、奈良公園の鹿たちの糞は 1日で分解されているらしい。

公園に生息するフン虫(フンコロガシやコガネムシたち)の働きによるもので、鹿が糞をすると、すぐにフン虫たちが糞の中に潜り込んで糞を分解するという。蝿が糞に卵を産み付けても、フン虫たちが食べてしまうというから、思わず唸ってしまう。


フン虫たちに分解されたフンは芝の肥料となり、肥料によって育つ芝は鹿の主要な餌となる。園内にクリーンな循環型環境が完成されている。

また、芝の生育にもこの公園ならではの進化が見られるという。自然の芝の発芽率は10%以下らしいのだが、この公園の芝は40〜50%に上るという。鹿が芝の種を食べることで、種の表面(殻)が柔らかくなった状態で糞とともに排出され、発芽しやすくなっているというし、芝のサイズも1,000年以上の年月をかけて小型に進化したという。

奈良公園と鹿の関係、奥の深い観光コンテンツである。

奈良公園では野生の鹿と触れ合うことができる。では、他の地域ではどのような動物が観光コンテンツになっているのだろうか。



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タグ:観光
posted by JN01 at 12:30| 日記